終章 またいつか。
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レイトは王城の一階まで駆け足で降りていった。 一階はパーティーが催されており、民衆がそれぞれ思い思いの歌や踊りで陽気に賑わっていた。 酒場や宿屋から出された料理やお酒で腹を思う存分満たす者もいれば、酔っぱらい大声で訳のわからないことをわめきたてる者もいる。 みんな、要するに浮かれているのだ。 レイトはそんな民衆の一団をやや遠巻きに眺めていた。
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