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医者に見せれば十中八九助かる傷だ。
まぁ、このご時世で医者に確実に診てもらえるという保障はないがな……
空のクローンは空が医者に診てもらえない事を祈りながら帰路についた。
――――――――――
「――と言うのが昨日あった話だ」
空のクローンは話し終えるとあらかじめ用意してたお茶を飲み干した。
俊介の顔は途中まで険しいものだったが、今では少し落ち着いた物となり、縄をとかれた。
まぁ平たく言えば安心した。
空達はまだ生きている可能性がある。
それに真優が元気になったのも分かり、心は落ち着いてた。
だが引っ掛かることはまだある。
クローン達は『もう戦う意味がない』って言った。
でも普通に考える限り空達が生きているため、闘いは終わっていない。
クローン達は嘘をついている?
俊介がそう考えて拳を軽く握った時、今まで黙っていた茜のクローンがやって来た。
「……で今日の事なんだけど、とりあえずこれ見てくれる?」
手に持ってるのはノートパソコン
インターネットがもう復旧してる。
しかし、驚くべき所はそこじゃなかった。
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【長谷部総理死亡!!!!】
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