食事会

5/9
30180人が本棚に入れています
本棚に追加
/594ページ
  不安顔の俺に気づいたのか、霧江さんは自信たっぷりという表情で微笑みかけた。 「心配するな、武士に二言はない」   あんた武士じゃないだろう。   一通り食べて満足したのか、霧江さんは外の景色を眺めながら目を細めた。 「完全紹介制だが、腕は確かだ。 依頼は人探しだよな?  話は通しておくよ」   俺は目頭を押さえながら頭を下げる。 「お願いしますよ、ほんとに」 .
/594ページ

最初のコメントを投稿しよう!