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◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2007年2月
『どこで待ち合わせる?』
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2007年10月
その辺は何となく思い出してきたかも。
「それは、向こうから『会おう』と言ってきたからです」
「そうか」
あれ、なんか、ちょっと嫌だな。アタシって、何か聞かれるたびに『自分のせいじゃない』みたいに言って、直樹のせいにしようとしてる...。
そんな事、言いたいわけじゃないのに。
「この時点で彼とはどういう関係?」
「...付き合ってたかな?」
「交際が始まったのは何月何日か分かる?」
「.....」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2007年2月
マックで直樹と再会してから一週間後、和也からは相変わらず連絡なくて、完全に切れたんだなと思ってた時、直樹からのメール。
『恵、これから会える?』
『いいけど、なんで?』
『話したい事あるから』
『メールか電話じゃダメなの?』
『無理』
『じゃあ、どこで待ち合わせる?』
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2007年10月
「それで、彼に会った?」
「はい」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2007年2月
「なんか、俺ら余った者同士、付き合わない?」
「ぇ...」
結局また地元のマックで待ち合わせて、直樹の第一声はこれだった。
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