Chapter-10-DEAD-FLOOR-INVESTIGATE-IN-1FLOOR

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?『キャアアアアーーーーー!!』 山伏と魁人だけでなく 死人にまで響いてしまった 女性の叫び声。 聞こえた方向は 東側から。 だが、 1階には夥(おびただ)しい ほどの数の死人が彷徨いていた。 そして、 死人「グァァァ!!」 「あぁあぁああァァ!!」 当然のように その声の方へと求めていく。 食い物に飢えた"人"のように。 山伏「恐らく奥にいるんだ!」 そう言って山伏は 背中に掛けていた弓を出し 見えない場所に いるであろう死人に 狙いを定めた! 死人「ァァアァァア!!」 ?「やめてっ!! 食べないで!!イヤァァー!!」 山伏『!!!!』 バッッ!!! 死人「グアッ!!」 ドサァ‥! ?「えっ!?」 女性の目の前まで 喰らいに来ていた死人は 突然倒れ出した。 頭には"矢"らしき 木の棒が刺さっていた。 ?「うっまた来た!!」 山伏「!!!」 ドスッ!! 死人「ガッ!!」 ドサッ! ?「す‥‥すごい 当てるの上手い‥‥。」 その女性はどうやら 衆矢高校の女生徒のようだが、 何故こうも上手く 当てられたのかと言うと、 女生徒の叫び声に 合わせて矢を放っていたのだ。 しかし、 山伏達の周りにも 死人がやって来たため‥ バッ!!バッ!! 死人「あぁッ!!」 「グアッ!!」 魁人「釘打機あと 5発しかないよ!」 死人2体の頭に 釘を命中させた魁人が 山伏に話しかける。 山伏「くそっ!!」 ブスッ!! あまりの数の多さに あえなく近くの死人に 矢を突き刺してしまう山伏
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