第1夜「破滅」

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マサルが刺身の存在に気付いたのは20分後だった。 「やべぇ!!刺身じゃん、刺身じゃん!!」 …マサルが刺身と出会ったのは中3の秋。 それまで「魚は食べるものじゃなくて見るもの」だったマサルにとっては衝撃だった。 以来、マサルは焼き肉が大好きである。 「醤油、醤油…」 マサルは醤油を探した。 しかし醤油がない。 ラー油はペットボトル5本分あるのに醤油がない。 「うわぁぁぁああ!!!!」 「Usseeeeeeee!!!!」 隣人のトーマスだ。
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