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「ごめんなさいね、ゆうちゃん。私がライブに行かせたばかりにこんな事になっちゃって…」
「あ、いえ…流石にあの席は吃驚しましたけど、別にママさんのせいじゃないですから」
うん、どっちかと言うと俺の余計なお節介のせいだと思う。
やっぱり、あの時の事怒ってるのかな。
「逆よ。流石に彼女でもやーさん相手に立ち回る程、馬鹿じゃないわ。あ、馬鹿だったわね」
何気に自分の叔母を貶すママさんは、ケラケラ笑っている。
とりあえず、
最強一家なんだと再確認した。
「さて、本題なんだけど。
多分、きっと、近いうちに、ご対面といきそうだからゆうちゃんの気持ちを聞きたかったの。
芸能界に興味はある?」
「いえ全然。俺なんか近寄ったらいけない世界ですから」
「うん、そう言うと思った。でもね?彼女は必ず手に入れようとどんな手でも使ってくるわ。
例えば…
美羚とか」
!…何でそこで美羚さんが…。まさか…俺達の事…
「…大丈夫よ。バレた訳じゃないの。ただ、今回大輔が貴方を逃した事で彼らと知り合いなのは気づいてるから。
美羚も脅されるでしょうね」
っ!………何で。
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