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「あの、何で俺を追いかけ回すんですか?何かしたんですか、俺」 「…………うん、したって言えばしたわね。 あの女の視界に入った事かしら」 …ごめんなさい。意味わかんないんですが。 「…彼女はね、大輔の母親で美羚達のバンドの事務所の社長なの。 所謂やり手。使えるモノは何だって手にいれるような節操なしね。 あの美羚を執拗に追い詰めてあの世界にいれたしね。 ゆうちゃんを気にいったらしく、新曲のプロモに出させようとしてるのよ。 叩けばいくらでも埃がでるうざい奴ね。あんなのと血が繋がってるかと思ったら寒気がするわね」 …………いや、逆に血筋かと← 「というか、何で俺なんですか?俺なんかより格好いい人沢山いるでしょう?プロの方だって…」 「うん、そうね。ゆうちゃんはそろそろ自覚した方が身の為だってのはわかるわ」 …ごめんなさい、言ってる事がわかりません。 「ある意味、彼女の目は確かよ。彼女が気に入った人は必ずブレイクするし、手腕も鬼だけど業界では最高級なのは確か。 ゆうちゃんだって即トップに登れるわ」 …だから何で俺? ,
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