第一章

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少女に名前などない 仕事の時の名は《蝶月》 なぜなら少女は蝶の様に気高く、美しく舞うから そして月に照らされた姿が恐ろしいほど美しいから 少女の瞳には光がない なぜなら少女には感情がないから 笑う事も泣く事も怒る事も知らない少女はいつだって笑顔の仮面をつけていた
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