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そんな2人を見て驚きを隠せなかったのはエイニスだった。
春樹達が、魔力探知をいとも簡単に行っていたからである。
それも、自分や両親のようなエルフやその血が混じった者ではなく、異世界からの転生者とこの世界の竜人が、だからだ。
「どう、やって?」
「あ? ……魔力探知か。 意外と簡単だぜ、まずは自分の魔力量を正確に把握して使い切る所からだが」
『普通の人間や亜人には自分の魔力量を把握する事自体が無理だろ、です』とクラーラが突っ込むと、春樹はようやくわかったらしい。
少し考え込むと再び口を開いた。
「解析の魔法があるだろ? あれを使う」
「……ウチ、それ知らない」
「だよな! 研究者ぐらいしか使わねー魔法だもんな!」
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