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佳奈「でも晴明さんがあの時に、私の絵巻を読んでくれてたから覚醒出来たのですよ!…そぅ…あの時に…///」
いきなり佳奈の頭からドカッーン!と効果音が、聞こえるくらい顔が紅潮し湯気が上がった。
キャー、バンバンバンバン…佳奈が晴明の背中を連打する。
ハル「痛い、痛い、痛い、痛い、佳奈痛いよ!まだ傷が癒えてない所にバシバシと…全くこの馬鹿力め!」
佳奈「///ふ~んだ!この馬鹿力は晴明さんが起こしてくれた力だもん!せ、責任は取って下さいね!さてと、それじゃ私帰りますね。」
よいしょっと、と掛け声と共に立ち上がりドアのを開けてから佳奈がクルッと振り向き今日一番良い笑顔でハルに言った。
佳奈「晴明さん、お大事に!それと…
あの時に、護ってくれて有難う!///」
バタン、タタタタ…
今度はハルがその笑顔に真っ赤になった。
貴人『…青春だのう…
私、さっきから実体化して居たのだけど物凄ーくお邪魔虫だったみたいね。』
ハル「…あぁ、でもほとんど文字通り空気だったから別に気にしてな…バキッ!、へぶっ!」
ハルの退院が若干伸びたのは別の話だった。
〈佳奈談〉終わり
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