歯車が動き出す…

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新しいビールが運ばれてきて、口を付けようとした時横からグラスを当てられた ガチャン!! 何かが弾けるような音 「?何に対しての乾杯?」 「ん?裕太の失恋に対して? まぁ…よぅやく卒業だな」 こいつは… いっつもヘラヘラして何考えてるかいまひとつ掴めない奴だけど… 「お前の観察眼半端ねぇな…」 聞こえてないよぅな表情しやがって…本当は聞こえてんだろ 「いや、なんでもない。」 今日ばかりはこいつに感謝する ねーちゃん。 初めて言った… なんだか胸の中がポカって空いた感じがするけど… ゆっくり埋めていこう 俺にも、千秋にとっての久保さんみたいな存在ができるかもしれない それまでゆっくり埋めていくから… バイバイ千秋… 頑張れ、ねーちゃん。
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