序章―俺と神と転生と

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日常なんてすぐに壊れる、今日俺はそう痛感した。 いつも通り朝起きて、いつも通り飯食って、いつも通り登校して、いつも通り勉強して、いつも通り友達と遊び、いつも通り家路につく。 そんな平凡な毎日を過ごし、ラノベやアニメ、ギャルゲ等、所謂インドア趣味……悪く言えばオタク趣味をこよなく愛するごく普通の学生、それが俺だ。 それなのに、だ。 「何故に俺はこげな場所で飛んでなきゃにゃならんのでせうかwwwwww」 辺り一面は闇夜に包まれて、下を見れば草木と獣の鳴き声がざわ……ざわ……と合唱を奏でている。空を見れば綺麗な星空と月明かりが優しく俺を照らしていた。目を閉じても億千の星や一番光るお前も見えないが、とても綺麗だ。 俺の体を夜風が突き抜ける。正直身体中が痛いくらいで、しかも某不死身の作曲家さんもビックリの最初からパラシュート無しの為速度が半端じゃないことになっている。 まぁ、軽く現実逃避しているのだが、何て言うか……俺の今の状況を簡単に説明すると、『俺 in the sky』。つまるところ急降下中につき超ピンチ☆ 「うぉあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!?」 始めてのアイキャンフライの所為で体がグルグルと回りながらの急降下ですwww つまるところ超怖い。怖すぎて逆に笑えてくるレベルで怖い。 ……どうしてこうなったwww
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