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一方アウグスベルグにて国王御一行が六種の神機研究所を調査していた。
「まさかワープ装置を民間人に見られてしまうとはな、やはり学校の地下に造らせたのが誤算だったか。」
国王の低く鳴り響く声に研究員達は震えていた。無理もない、並みの人では話にならないくらいの威圧感だ
「すいませんでした!我々の注意が怠っていたせいで…こんなことに!」
研究員一同はその場で土下座をした。謝るときには当然の仕草だ。
そこは暗くて薄気味悪い通路でしているため余計に雰囲気が重い。
「ふん……だがまだ壊されていなかったんだ。それがせめてもの救いだな…これからも研究を続けろ、そして…今度見つかったときは容赦なく殺せ!口ふうじのためだ…ぬかるなよ。」
「はっ!」
研究員一同は声を揃えて大きな声で叫んだ。
「ミリック国王様!大変です!ドラグニスの剣が何者かに壊されました!」
「なんだと!?…ずいぶん早いな、やつらめ…!」
それと同時にさらにびっくりした表情で報告してきた兵士に聞く。
「クロノクラウンがやられたというのか?」
「はい…残念ながら心臓を銃で貫かれていました。」
「銃だと?…ガントレットではないのか。」
「やつらを知っているのですか?」
「まあな…二人ならもう検討がついている。」
まあ…当分は貴様らの力を見せてもらうとしよう。
アレインくん……クラインくん!
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