call 7

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……………………。 …………………………………。 …………………………………………は? あんなに威勢が良かったのが嘘みたいに、お互い言葉を無くして固まる。 竜哉がしまった…!という顔をして、手で口を覆った。 「…………今、何て言ったの?」 恐る恐る口にしたが、竜哉は口元を覆ったまま、しどろもどろの視線を天井の方へ逸らす。 竜哉が私を好きだと言った……? 本当に? だって………。 だったら、あの時どうして? でも、カオルちゃんは? さっきも来てたのに?? 「あ、あんたが和馬先輩紹介してきて、付き合えって……」 「断れるわけねーだろ!」 「じゃあ、なんでカオルちゃんと付き合って………」 「…………あーっ!もう」 髪の毛をグジャグジャとかき乱し、ベッド脇にあったイスに項垂れるように座った。
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