エピローグ

9/12
221人が本棚に入れています
本棚に追加
/127ページ
遠くでリーンゴーンと鐘の音が鳴っているのが聞こえた。 コンコンと再びノックの音が聞こえてきて、そろそろお時間ですと呼ばれた。 「さぁ、行こうか? お姫様? 」 穏やかな笑顔のまま響は手を差し出す。 私は差し出された手に自分の手を重ねた。 純白のドレスを身にまとい、響に手を引かれ、ふたりで教会へと歩き出した。 ふたりの未来へ向かって――……。
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!