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「うん。相手の生徒が誰かは知らないけど、完膚なきまでに叩きのめしてくる。」
爽やかな笑みでそう言い放つとレンジは転移したようで、その姿が見えなくなった。
その言葉に、周りで自習に励むAクラスの生徒たちは恐怖と、レンジの対戦相手となる生徒への同情の念を抱かずにはいられなかった。
「模擬戦の相手の人・・・。大丈夫かしら?」
「何処のクラスの奴かは知らなけど、同情するぜ・・・。」
「レンジさん、強いですからね。」
強い・・・。というレベルで済めば、まだよかったのだろう。
怖い。又は、恐ろしい・・・。
おそらくそっちの方がレンジには良く当てはまっている。
ブレイズとピアスは深いため息を吐いた。
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