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ジリリリリリ…ジリリリリリ…
バシッ
「ふぁ~~っ!う~ 寒い」
どんどんどん!!
「お兄~ちゃ~ん朝だよ~起きて~」
「兄貴…起きて…」
「今日の朝ごはんはなんと!」
「お刺身…だよ。」
「えっ!?それマジか!!」
ガバッ、とベッドから飛び起きた人物は赤い髪をした少年だった。
少年は一息ついて、気持ちを落ち着かせてから、部屋の扉を開けた。
「今日はえらく豪華だな」
「うん!今日は特別な日だからね~」
「特別…だから…」
「そうか…まぁ、とりあえず下に行こっか」
少年は、今日って何か特別なことあったか?と疑問に思いながらも1階に向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・
机の上には、刺身がきれいに盛り付けられた皿が並んでいた。
少年の双子の妹は全ての準備を済ませて椅子に座って待っていた。
「待たせたな、それじゃあ、食べるか。…いただきます」
「いただきま~す!」
「いただき…ます」
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