再会ですね

2/8
273人が本棚に入れています
本棚に追加
/104ページ
誠邪の刀と小刀は、屯所に出る時総司から帰して貰っていた。 誠邪は刀を腰にかけ、小刀は懐に隠し歩いて行った。 歩いて半刻ある宿に着いた。 誠邪はその宿に入るか入らないか迷っていた。 「入らないの?」 いきなり後ろから声が聞こえ、誠邪は肩を揺らし後ろを見てみると女の人が立っていた。 誠邪にとっては女の方が良かったと思う。 何故なら今誠邪の前に立っているのは吉田稔麿だからだ。 「稔麿…あのっ…そのっ…」 誠邪が慌てていると、稔麿はクスッと笑い誠邪の腕を握り宿の中に入った。 「入るよ~」 稔麿と誠邪が入ると、中には晋作に小五郎,久佐が居た。 .
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!