夏休みに君と

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夏休みに入った。 特にこれといってすることもなく だらだらとした日々が続いた。 空爛達に泰智と付き合った事を 報告するとおめでとって言ってくれた。 でも、まだ譲には言ってなくて 意図的に言ってないわけではなく 言うタイミングがなくて そのままになってる。 泰智、祐に話したのかな? 話してたら祐から譲に伝わってるよね。 泰智に聞いてみるか そろそろ帰ってくるし。 夏休みの課題を少しやって ノートを閉じた。 夏休みに入ってから 本格的に暑くなってきたなあ 薄手の長袖だけど やっぱり暑い。 部屋の中はクーラーついてるか 涼しいけど 「ただいま」 ふと後ろから 声がして振り向くと泰智が立っていた。 「おかえり、早かったね」 泰智が帰ってきたの 気づかなかった。 「早く暦君に会いたかったから」 「…反応に困る、から」 「困った顔もかわいいね」 …付き合ってから 泰智の糖度が増した気がする あまあまって感じ? 甘すぎて溶けそう 「課題してたの?」 泰智は教科書に手を伸ばし パラパラっと教科書をめくった 「うん 早めに終わらせたかったから」 「そうだね」 夏休みって地味に長いから 課題結構出されるんだよね…。
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