小悪魔になりきれない彼

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バスタブにお湯を溜めながら、素直にうん、と頷くあいつをバスルームにおいたてて、着替えとタオルを用意する。 そのまま自分も服を脱ぐと、バスルームのドアを開けて、後ろから抱きしめた。 「ごめんな…。 しばらく会えなくなるのわかってたのに、ついあんな言い方して」 『俺の方こそ…俺がお前だったら、やっぱり怒るだろうなって…だから、どうしても今日中に会って謝りたかったんだ』 振り向いたあいつ正面から抱きしめ直し、そっとKissをする。
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