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「山田さ、怖いのはわかる
でももう逃げないでほしい。
裕翔な?同姓とか兄弟に
偏見なんかもってない
それに裕翔は山田のこと
……………好きだ。」
裕翔は同姓とか気にしない?
兄弟でも気にしないの ?
「っ…でも、好きって
兄弟としてだろ?
俺の好きと裕翔の好きは
違うだろ…っ」
「…少なくとも俺は
裕翔は兄として好きじゃない
と思う。裕翔は気づいてないんだよ。
だから山田が言わないと
始まらないと思う。」
俺は…、ほんとに気持ちを
伝えてもいいの?
「裕翔な、海外で親と暮らす
って言ってたんだ。」
は?海外?
「なんだよ、それ…」
「お前といたいけど
にぃちゃんは僕が嫌い
だからって。
なぁ、山田
ほんとに、いいのかよ?
好きなら好きで
突っ走れよ。」
俺は裕翔と離れたくない
でも傷つくことを恐れてた。
大貴、ありがと。
俺さ決めたよ。
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