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一週間で、よくもここまで荒れ果てたリビングに出来るものだ。
「…伸也さん〆切は?」
ボリボリ頭を掻いて、伸也さんは眉を下げた。
「まだ…」
「夕飯を作ったら呼びますね。頑張って下さい」
にっこり笑いリビングを出た俺に、伸也さんは慌ててついてきた。
「待って和真、やっと会えたのに、」
「夕飯食べたらリビング片しますから」
伸ばされた手を払いのけたら、伸也さんは瞳を潤ませて悲しそうにしょんぼりとしてしまった。…可愛い。
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