神を冒涜しよう

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瞬間、理解した。 神とは何なのかを、そう神とは個であり全。 矛盾だ、しかしだからこそ神なのだ。 絶対とその反対の絶対との境界線に位置するもの。 本来世界で絶対を確認することは出来ない。 例えばの話をしよう、人は壁を通り抜けれるか? この疑問に対して私はこう答えよう。 限りなく不可能だがそれもまた絶対ではないと。 天文学的確率ではあるが人は壁を通り抜けれる。 つまり絶対と言うのは存在こそするが確認などは出来ない。 それこそ絶対にでは無いが。 だからこそ私は言おう。 この目の前で私に対して日本商人の必殺技である土下座をしている時代錯誤も甚だしい格好の青年が神であるはずがないと。
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