プロローグ

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ある高校ではもう六時間目の総合にはいっていた。 総合は作文を書く授業だった。 将来の夢についてかくように先生から言われた。 将来の夢についてみんなが話ながら書いているのに一人だけ誰とも話さず黙々と作文に没頭する人がいた。 その少年は出来上がった作文をみて胸が踊るように上手にかけたことに感激した。 作文の内容は 『題名 将来の夢 二年一組 音無誠也(おとなしせいや) 僕はこの作文に疑問を覚えました。 僕みたいな人間が将来の夢を親に相談しないで決めていいのか?? そして将来の夢を決めたところでこんなただの作文に書いて叶うはずもないから書いたって意味がない。 でも一つだけ将来の夢というより希望があります。 世界中のリア充爆発しろ!!』 「てか、この作文って将来の夢って関係なくなってる……、まぁ、いいか」 とは誰にも聞こえない小さな声でつぶやいた。
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