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大きく深呼吸をしてノックをする 「入ります」 歩のみの時は、あまりノックの意味はなく ほぼ寝ているか起きていても あまり返事が返って来る事がなく 普通に開けるようになってしまった扉 入ると奥で固まる歩は上半身裸。着替えてる途中だったらしい 「おっ・・・すっすんませんっ」 何、何、あの白い肌っ 何、あの細い腕っ ってか、何 男の肌見て 心臓バクバク言うてんねん 俺。俺変態違うしっ 火照る顔を、とりあえず洗いに行ってから戻って改めて中へと入る。 勿論、歩 普通 駿だけが一人顔が赤い そんな駿をニコニコと見る歩がいる 「な、何見てるんっ・・・・デスカ」 「まるでカタコトの外人だよ?何で顔赤いの?」 「暑いだけですっ」 「いー加減、普通にしゃべったら いーのに」 「んな訳いかへんしっ・・・あ・・・もう・・・」 頭を抱える駿を見て また楽しげに笑う歩 「いーってばぁ。」 楽しそうに笑う歩の顔は眩しい。なんて考えるとこ 自分 ヤバイわ。と一人心で呟き、テーブルを片付け部屋を出た。事務所へ下る 「駿、お前に電話や」 「え??」 事務所で自分宛に電話等 ない事である。首を捻りながら電話を受け取れば 相手の声は頭ではないか。 「え、あっ、お、お、お疲れ様です」 どもりつつ何とか言葉がちゃんと出たと ホッと胸を撫で下ろす 「田中、おるやろ」 「へ?あ、はい」 「歩とこ連れてけ。田中には話ししとるから 歩に田中の事教えたるだけでえぇ。あとは田中の部屋行くやろし田中がやる」 「は、はぁ?あ、はいっ」 意味がサッパリわからぬまま言われた通りに二人で頭の部屋へと向かう
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