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「お前、何かしたんか?」
「は?」
ある日、地下駐車場で いつものように 洗車をしていたら兄貴分がやってきて真剣な顔で 聞いてきたが俺には何も心当たりは無かった
「お前呼んで来いって、天満さんが」
「へ?ほ、補佐が?」
「そうや。お前、その呼び方すなや。天満さん嫌いやねんから」
「はぁ……」
うっあーーー、俺 何?何か やらかしたっけ
脳味噌フル回転しながら言われた部屋に行くと天満さんはいた
けども、この人 ほんま何思ってるんかサッパリわからへん。ほんま、怖いわぁ……そんな事を思ってたら天満さん、ふっと笑ったから 俺びっくり
「かしこまらなくて良いですよ。何も君が何か粗相した訳じゃぁありませんから」
「はぁ」
尚更、何故に俺みたいなんがココに呼ばれたんやろ
「んー、子守り?をしてほしいんですよね」
何、子守りって。頭に子供いーひんし、天満さんにも そんなんおるとか聞いた事ないし。ってか、そもそも何 子守り?って疑問なイントネーション??俺、何させられるん
「はぁ…子守り?ですか?」
俺も疑問な子守り?にしてみた
「んー、まだ わからないけど子供のようなモノですね」
「はぁ」
サッパリわからへん。
「咲良が珍しく偉く興味を持ったんですよねぇ」
えぇっ!!頭ぁ、ロリコン?!確かに、そっちな噂聞いた事あらへんけどショックやわぁ。と俺がグルグル考えていると プッと笑った天満さん
「ま、余計な事考えずに守ってあげて下さい。」
「はぁ……」
「んー、ま 本人に会えば話は早いかな。でも、もう一週間寝込んでてね。起きると良いんですけど……」
その時、天満さんが 壁を向いて動きを止めた
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