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桜吹雪が舞う春
今日から俺わ高校生だ。
気分わ晴れ、心踊らせながら
始業式へと急ぐ。
「はぁ…今日から高校生か…
部活なに入ろうかな?…ってあれ?」
透き通る髪
透き通る体
透き通る顔…
ああ…またか…
「俺、まだ見えるのか…」
小さい頃、こういうのが
見えたせいで
いじめにあっていた。
「無視しなければ…また
周りに変に思われるだろう…」
そう一人で決意を固め、
歩き始めようとした時…
「あのぅ…」
透き通るような声…
あれ…この子…
「私の事、見えてます…よね?」
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