Next stage①

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「なんだこれ?」 残暑の残るある日曜日、僕は学校の美術の授業で使う材料を探して物置小屋を物色していてある物を見つけた。 それは無造作に積まれたダンボール箱の一つに入っていたA4サイズのファイルだった。 「キル…レンジャー…?」 そういえば昔、侵略者からこの国を守るために戦ったスーパー戦隊がいたとか…僕が産まれる前の事だから知らないけれど。 ファイルの表面は所々擦れ剥がれ何かしみだらけだ。キルレンジャーの文字以外よくわからない。 とりあえずファイルを開いてみるか… 「竜斗何してんの?」 突然背後から声を掛けられ驚き振り向くと…ああ。 「なんだ、アメリアか」 アメリアは僕の幼馴染みで透き通るような白い肌に青みががった瞳、腰まである綺麗な黒髪は角度によっては藍色に見える。 「何それ?…あ~っ、まさか…竜斗のスケベ!おば様に言ってやろぅ!」 「ち、違うわ!そんなんじゃない!ここから出てきたんだよ!」
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