第一章~空間の狭間~

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そこで俺は初めて人が居ることを知った どうやらさっきの声はこいつらい 「…って黎!?」 何でここに?俺が助けたと思ってただけで死んじゃったのか? 目の前で苦笑している男は間違いなく俺の知る黎 どういうことだ? 「それは順を追って説明してやる。その前に自己紹介じゃ、さっきから妾を無視しよって」 こいつ………エスパーか?……つか今気付いたけど、こいつあんとき引かれそうになってた女の子だ 口調が昔の人みたいなのは気にしない だって俺もたまに使うから 現実逃避してオタクになっちまったからな! 「で、ここは何処だ?天国……じゃあなさそうだが」 俺はこんなのを天国とは認めねぇぜ!     イワユル 「ここは所謂空間の狭間だ」 空間の狭間、だと? そんな厨二的な事があっていいのか…? 「それで?何で俺達はここに居るんだ?死んだんじゃねぇのか?」 「それが………この子が助けてくれたみたいなんだ」(苦笑) はぁ? あり得ねぇぞ、神様じゃなきゃそんなこと 「お前は一体…「それをこれから説明すると言っておるのじゃ!黙って聞かぬか!!」…はいはい…」 「はい、は一回で十分じゃ!二度も言うでない!!」 「わぁったよ(チッ……うるせぇチビだな…)」 可愛いのは見た目だけかよ
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