運命の夜

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「セリーナ、セリーナ……」  アーミスは客名簿を引っ張り出し、セリーナの名前を探した。 「セリーナ・ミラクイーン……やっぱり王女様だ」  何とか国の王女様。  ものすごいブサイクを想像してたけど…… 「美人……だったよなあ」  真っ直ぐでサラサラな黒髪。微笑みが似合う可愛らしい顔。  思い出すだけで少し動悸がするほど、セリーナは美しかった。
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