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SEIYAさんが振り返ると、ちょうど真後ろで見えなかったが壁にもたれ掛かり、イヤホンを付けながら何やら紙に目を通している人が視界に入ってきた
金髪にブルーのカラコンを入れていて、目鼻立ちがくっきり。ハーフ?とか思うくらい
あれ?この人、どっかで見たような…
聞こえないのか、KANATAさんがイヤホンを外すと目が鋭いものに変わりそれが私へと当てられる
「今日からこの事務所入ったんだって」
SEIYAさんが説明してくれたついでに自己紹介をした
「城咲茉莉愛です。よろしくお願いします。」
睨んでいた顔の顎が少し上を向き、見下されたような視線がチクチクと私に刺さる
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