私は、メイド

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「起きて下さい、亮様。」 私は、亮様専属の側近メイド。 本来ならば、亮様は立場上、父のような執事を側に控えるべきなのに、私なんぞを気に入られて、私以外を側に置かなくなってしまった。 私は(父も)そんな状態を申し訳なく思っていたのだが、亮様のお父様……つまり、旦那様は何故かそんな状態をお喜びになって、私に『側近メイド』という立場をくれたのだった。 「あと少し…」 「申し訳ございませんが、時間がないのでそればかりは聞けません。」
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