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やぁ、こんにちは。俺は神田 亮。桜田高校に通うピッチピッチの1年生さ!
そして今学校が終わって放課後な訳よ。入学式からはや2ヶ月が経った。まぁ一番過ごしやすい春が抜けて暑さが徐々に増して夏に向かってる最中です。
本当に暑い暑い。でもこの暑さは太陽だけの暑さだけではない。もう1つの理由は俺の前を歩いているあいつのせいだろう。いや、あいつのせいだ!
「晶君!一緒に帰ろう!」
「何言ってるのよ!私が先に誘ったんだから!」
はい、一人の男子に対しかなりの女子が群がってます。しかも、校門の前で。その男子ってのは……神埼 晶。一言で言えばイケメン。しかも完璧のイケメン。頭は良く運動も出来る。
あっ、ほら。帰ろうとしている男子が屈辱的な目をしている。…だが、あいつに勝てる要素はない。やっぱり涙流しながら逃げた。
「あっ、そうそう。亮。今日お前ん家行くからな」
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