3410人が本棚に入れています
本棚に追加
/309ページ
「とりあえず簡単な説明をするとお茶会部というのは茶道部と違ってただ食べたり飲んだりするだけの部活だ!」
「……はっ?」
「だからただぐうたらに過ごす部活だ。はい、説明終わり」
そう言って席に戻ろうとしたので慌てて呼び止めた。
「工藤さん!ちょっと待ってくださいよ!」
「渚先輩と呼べ」
「え?」
「いいか?渚先輩とこれからは呼べよ?」
威圧感が半端無かったので何回も頷いた。
「…渚先輩。その内容で部活している事にはならないんじゃないですか?それにそんな部活内容じゃあいつ潰れてもおかしくないじゃないですか!?」
「ああ、その心配はない。この部を作ったのは私でその時生徒会長にちゃんと認めてもらったから。だから、それは心配するな」
多分何言ってもダメだと思ったから頷いてそのまま渚先輩が座るのを待った。
「…そうそう部員の紹介がまだだったな。神田から見て右側に座ってるのは中林碧。そして左側に座っているのは串宮茜だ」
俺はそれぞれの名前と容姿を覚えた。
最初のコメントを投稿しよう!