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私、村上亜弥(ムラカミ アヤ)。
一応、高校2年生。
今、学校に向かっています。
「おはよ、亜弥!」
「由佳!おはよ」
私に挨拶してきたのは、親友の斎藤由佳。
小学校から仲がいいんだ!
「亜弥~!最近彼氏と別れちゃったよぉ~」
会うなり、そんな話をしてくる由佳。
朝から聞きたくないやい。
でも、親友が困っているんだ。
助けてあげなきゃな!
「彼氏さ、あんま構ってくれないしさ、構ってって言ったらキレられるしさ」
「彼氏、何歳だっけ」
「20だよ」
大人じゃん…。
由佳は、年上が大好きみたいで、彼氏はいつも成人男性。
すごいなぁ、って思う。
「で、その後どうしたの?」
「なんか知らないけど、別れ告げられた」
「はぁ!?」
いやいや。
それ、信じらんないっしょ。
遊ばれてたんじゃね?
…そんなことは言えず。
「…そっかぁ」
話を聞いても、いつもこれくらいしか言うことができない。
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