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カシャカシャキシキシなっている自転車を乗り回す少年に一台のリムジンが近づく。
が
彼は微塵も気づいていない。
ういいいいいんと結構大きい音でショーウィンドウが下がったがやはりキシキシには負けるようでそれでも彼は気がつかない。
「ねぇねぇ、そこの君」
「…」
「ちょっと!」
恐らくこの子は天然なんだろう。
学校につくことに必死なんだろう。
「おーい」
シャカシャカ
「もしもし」
キシキシ
「…」
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