496人が本棚に入れています
本棚に追加
/250ページ
あのあと、結局リラは小屋には来なかった。
―――――――――――――――
次の日。
リラとユウが部屋にやってきた。
どうやら、リラはユウに協力を頼むようだ。
まあ、ファンタジックロワイヤルがあるから、普通の学生には頼みづらいだろう。
そうなると、参加資格を持った人、たしか、同い年、同性となるとフィオかユウぐらいしかいないはずだ。
リラはユウに俺に話したことを話した。
その間、俺は紅茶を淹れ、二人に出す。
俺に話したことを話し終え、一息おいて
【リラ】
「と、いうわけで、ユウ。
お願いがあるの。」
【ユウ】
「うん。
できることなら、なんでも手伝うね。」
ユウがそういうと、リラが俺の方を見て……
【リラ】
「あのね、悠都さんが、ほしいの!!!」
無言だ。
そして、ぽかーん、という台詞が似合う場面だ。
真顔のユウ
顔を赤くしてもじもじし始めるリラ
そして、どうすればいいのかわからない俺。
最初のコメントを投稿しよう!