招待状

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2月17日、 高校卒業をあと十数日に控えた彼は ため息をつきながら 布団に横になっていた。 高校生活というものは 1・2年と3年生前半は勉強に明け暮れるものだ。 しかし、その目的、目標である進路が決まってしまえば話は別、 勉強×勉強の日々から一転、 やることもなし、 目的もなしの退屈な日々が待っているのだ。 正直、彼の場合、 高野 翔梧の場合はそうだった。
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