忘れてたその日

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読みはどっちもちはるで、私は千春、遅れて屋上に来た方が智春。 区別のために、あっちにはともはる、私はせんちゃんってあだ名が付けられてるけど、どっちもあまり気に入ってはいない。 だからちはに、はると呼びあっている。 なんでこんなのが定着しちゃったのか疑問だけど、わざわざ二人で使ってる呼び名での上書きに努めたりはしていない。 めんどくさいしね。 「ちはが遅いから。っていうか空気読もうよ」 ちはが来たのに驚いて、変なカップル帰っちゃったし。 「私そんな待たせた!?それに、驚いたのは気配消してたはるにじゃないの!?」 「うん、1分は」 「スルー!?そして1分であんたはあんパンほとんど、飲み物無しで完食できるっての!?」 「うん」 「いけしゃあしゃあと!?」 「血圧上がるよ?」 「あんたのせいだから!」 「もきゅもきゅ」 あはは、ちははやっぱり面白いなぁ。
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