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土方さんの部屋に連れていかれ、何故か正座させられていた。
なんか微妙に怒ってるらしく、眉間に深く皺が寄っている。
俺何かしましたっけ?覚えがないんですけど。土方さんの怒った顔怖いんですけど。
「あの…土方さん怒ってます…?」
「あんな事言ったらばれるかもしれねぇだろ。
お前は女だっていう自覚が足りねぇ」
聞いてたんですか…
「心配してくれたんですか?」
「…あのなー、俺がお前の心配をしねぇ訳ねぇだろ」
土方さんの手が俺の頭に置かれた。
ほら、貴方はこんなに優しいのに。
新撰組の汚れ役をしているから皆分からないんだ。
貴方の本当を、知らないんだ。
「ありがとうございます、土方さん」
「分かりゃいいが…さすがに添い寝は言いすぎだぞ…」
「ああ、俺が本気で添い寝を頼むとしたら土方さんですのでご心配なく」
「なっ!!///」
土方さんなら平気。藤堂さんはあくまでペットだから寝る時は外。
「おまっ!!///それって!!///」
なに赤くなってるんですか。『それって』ってなんですか。
土方さん昔は赤くなりなんかしなかったのに。
風邪には気をつけてください。
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