243人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
音桐さんと話していたらあっという間に食堂に着いた。
「さ、冷蔵庫に入れてしまいましょうか。」
「そうだねー。」
音桐さんがチョコを入れるスペースを作ってくれたおかげで、簡単に入れることが出来た。やっぱ出来る男は違うなぁ。俺もこんな風にイケメンになりたい。あ、顔がじゃないよ?顔もそうなれれば一番いいけど。今俺が言ったのは、性格的な話ね?
「あの…、これもらっていただけますか?」
これってどれかって?これっていったら音桐さんが持ってるチョコレートに決まってるジャマイカ!てか、…え?!
「俺にー?」
「はい。渡せるか分かりませんでしたが、渡す機会があればいいなぁと思って作っておきました。」
健気過ぎる!顔だけじゃなくて心も綺麗とか完璧すぎる!手作りチョコ、俺がもらっていいのかな?
「ちなみに、私の本命はあなたですから。」
「え?」
「返事はホワイトデーでかまいませんので。…良い返事を期待しています。」
でわ。と言って音桐さんはあっさり去っていきました。俺告白されたよね?しかも本命チョコもらっちゃったよね?どどどどどどうしよう!俺ノンケだよね?女の子が好きだよね?なのに…なんでこんなに音桐さんが気になるんだろう…。
その答えはホワイトデーがくるまでじっくり考えるはめになりそうです。
おわり
最初のコメントを投稿しよう!