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0 もしかして俺……殺っちゃった?(飛鳥)
あーあ。嫌だなぁ。この香り。
甘くて、苦くて……懐かしい香りだ。
不快で甘美な香りに揺り起こされる様にそっと目を開けば……不思議な色が見える。
赤くて、黒くて、赤くて、白くて、赤くて、赤い。
赤くて、黒くて、赤くて、白くて……肌色。
突然紛れ込んで来たその色に、小さく首を傾げる。
肌色、黒、赤、赤、クリーム色、赤、赤、赤、肌色、赤、黒、灰色。
次第に鮮明に見えて来た光景に、ハッと目を見開いた。
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