プロローグ

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    おはようございます。       俺、三男の横尾 歩です。       今一人暮らし中なんですが・・・兄貴が一人俺の所にいるんで一人暮らしじゃなくなりました。   早く実家に帰れ!!     とりあえず、兄貴起こさないとなぁー。     「おい、翔兄起きろよ。」     「‥‥‥zzZ」     全く起きる気配がない。     毎回遅刻ギリギリまで寝てるからな。     だからこんな奴と暮らすの嫌だったんだ。         「翔兄、俺遅刻するからもう学校行くから。」     ムクッッ!!     「ん‥‥歩ちゃーん、おはよーん。」     「歩ちゃん言うな、キモい。」     「歩ちゃん!!キモイは酷いー。」     はぁー、本当にウザイしキモイ。       あっ、学校!!!     俺は兄貴の事なんて忘れて、直ぐ様着替え、鞄を持ち、家を出た。     「歩ちゃーん、俺の事無視しないでぇ~!!」     そう泣きながら叫んだ時にはもう俺は学校に向けて歩いていた。         .
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