プロローグ

3/4
30人が本棚に入れています
本棚に追加
/59ページ
「よっ、歩!!今日は遅刻じゃないんだな♪」     嫌味っぽく、俺の友達の北山が冗談ぽく言う     「毎日兄貴のせいで遅刻してるだけだし・・。」     俺は多少?機嫌が悪いように(俺を知らない人が見たらカナリ機嫌が悪いように見えるだろうなぁ。)言った。     俺を良く知ってる北山は、別に何もなかったように、また話しかけてくる。       「なぁー歩の兄ちゃんまだいるよな?」     『まだ、いると思う』って嫌そうに言ったら     「じゃー今日遊びに行くわぁ♪」    「はぁ?」     「俺、歩の兄ちゃん好きなんだよねぇー♪」         ニコッッと笑っていてコイツは本当に男か?って思うくらい眩しかった。     北山は女にモテるが、男にもモテる。     見た目が童顔美少年、しかも人見知りもそんなにしないし、ちょっとツンデレだからファンが多い。     まぁ俺も俺で、女にモテるし、男からも好かれる。   ちょっとした自慢。     モテて嬉しくない奴はいないだろ?     女に困った事はない、まぁ別に興味ないから関係ないけど。      でも北山なら………     ご想像におまかせします。         「おい!!歩ー遅刻すんぞ。」      「うん、今行くわ。」
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!