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side 樋村 かいと (保健医)
カタカタ とパソコンの打つ音が室内に響き渡る。
チラッ とベットに視線を移すと顔を赤くさせ苦しそうに呼吸を繰り返す黒時が目にはいった。
黒時は、ストレスと急な精神のダメージに耐え切れず熱がでたみたいだ。
急に保健室に駆け込んできた冴縞には驚いた。
そして、小さい冴縞が背負っていた黒時が目にはいった。
目は開いていたものの虚ろにただ一点を見つめていた。
黒時をベットに移動させようとしたら手に刺激が走った。
数秒して黒時が叩いたんだと理解する。
冴縞は戸惑った様に俺を見るとベットに黒時を移動させた。
『触ら…な…で…。』
そう呟いた黒時は意識を手放した。
冴縞に理由を聞くと突然倒れたらしい。
まったく。
無理しないでくれよ。
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