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しかし、以外にも返ってきた言葉は、
「だ、大丈夫です。慣れてますから」
何、慣れてるって...
「クレアは小さい頃から父親の手伝いで動物の解体などを見ておりますから」
ええ子や...ゲロじゃなくてクレアみたいなの妹に欲しかった。歳だって変わらないと思うし。
「ま、大丈夫ならいいや。ほい証拠」
ボックスからドラゴンの首を出す。
なんかもう白目むいてたり、舌がデローンってなってたり、首の切断面からはポタポタと血が垂れていたりする。
「うわー...おっきいですねー...」
そんな物を見てもそんな感想しか出ないクレアはちょっと感心する。
「ま、これで依頼完了だ。これで俺は帰る」
俺はギルドに帰ろうとスキマを開き、中に足を踏み入れようとする。
「あ、あの......」
すると、後ろからクレアに呼び止められる。
「なんだ?」
「え、えっと、ありがとうございます!ま、またお会いできたら!」
深々と頭を下げるクレア。
「そうだな、また依頼があれば来るかもな。それじゃ」
俺はスキマに入る。
やっぱクレア妹に欲しい!
村長、チェンジしてくれ、チェンジ。
あ、でも俺はもう家でたから妹じゃねえや。
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