事件

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自宅 俺 「疲れた…」 亜美 「ぅん…」 「ねぇ…」 俺 「ん?」 亜美 「今日も泊まって良い…?」 普段なら何言ってんだ! と言うだろうが状況が状況だ 俺 「…別に良いけど」 亜美 「ありがと…」 重たい空気が支配する部屋で 俺は博人の事を考えていた… 俺 (あいつもヤバイんじゃねーか?) 亜美 「………」 チラチラと 俺の顔を不安そうに見る亜美 俺 (こいつも同じ事を考えてるだろう) 亜美 「博人…大丈夫だよね…?」 俺 「ん?」 「あいつは大丈夫だろ♪」 亜美 「そうだよね…♪」 全く根拠の無い言葉で俺達は 不安を払いのけようとした 俺 「てかお前… 何急に女になってんの?」 亜美 「…普段から女だよっ!」 耳を真っ赤にしながらそっぽを向く 俺 (勝ち気な態度は作ってんのかな?) 別の話題に移りながらも やはり不安は多々残る… 気分を切り替える為 酒を一気に呑んでいると携帯が鳴る ♪♪♪♪ 俺 (この着信音は加菜恵だ)
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