第一章:世界

2/11
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
勢い、いトリガーピースのショートショートでも書いてみようかと 考えていたものの、今一つトリガーピースの世界が見えてこない。 この世界に人が生きている以上、人が生きるのにいくつか必要な 要素というものが、本編には欠けている。 これを補完するのが目的として、世界の考察を考えてみる。 ○トリガーピースの世界 遠い未来の世界で、人々はコールドスリープをしている。 町は廃墟と化しており、人が住んでいた痕跡が多少残る程度。 世界サンプルとしては、元祖ゾンビ物と称される世界でたった1人の 男(アイアムレジェンド)などがサンプルに近いと思われる。 この荒野には、マシンが徘徊しており、人間を見つけ次第、殺している。 殺す目的は、公式上、人類抹殺となっている。これについての考察は、 また別な項とする。 世界を構築する上で、キーとなるのが、酸素の欠乏がある。 一度、地球上の酸素がほぼなくなっており、マシンが再び酸素をつくり だしているのが、現状となる。 トリガーピースのラストでは、人が生きていくには、十分な酸素が無い ため、人類が死滅しそうになる。このラストについては、トータルリコール のラストが思い出されるような、かたちになる。 この酸素が無い、というのがひとつのキーとなる。 酸素が無いということは、オゾン層の破壊、南極、北極の氷が無い状態 にもなる。そうなると、海について考えなければならない。 この海について考える理由として、原始の地球を調べていくこととなる。 原始の地球は、大気成分が基本的に二酸化炭素しかなかったような文献が ある。海に発生したシアノバクテリアが二酸化炭素から酸素を発生させて いたようなのである。なら、酸素があったのでは無いか?と考えられるの だが、このバクテリア自体は、絶滅している。その代わりに、植物等への 進化があったことになる。 となると、仮説として考えられるのは、地球が完全に温暖化しており、 砂漠化がかなり進んでいると予想される。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!