4.学園祭のメイド喫茶は人気フラグが立ちやすい

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「いや、どうにか逃げ切れましたな、将軍よ。」 「ああ、まあ助かった。だが、言いたい事がある。なぜ鬼であるお前が、参加者である俺たちと一緒に行動しているのだ?日本語でしっかりと説明してくれ。」 「ふふ、いいだろう。なぜなら、鬼をどうしたら捕まえた事になるのか説明されていないからだ。正直、俺はもう捕まりたい。だが、捕まり方がわからんのだよ。だから、捕獲祭終わるまで守って欲しい。以上。」 魚の割に、まともな説明をされた事と、この捕獲祭のアバウトさに驚き、声が出せなくなった。 「まあ、そういうとだ、将軍。頼んだぞ。」 「あ、ああ」 混乱してわけがわからなくなっていた事と、俺が親切だった事もあり、ボランティア精神に乗っ取って、この依頼を受けた。いや、受けてしまった。 「う…んんっ…はあ…ああ… あれ、私どうなったの?てか、こ、将軍の背中?何がどうなっているの?」 なんかエロいね起き声をあげ、麗華は疑問を浮かべながらに起きた。 「お前はエロ夜叉の勝負で殺されかけたのを生徒会書記さんに助けて貰ったんだ。で、その後、生徒会に消されそうになった俺たちをエロ夜叉が助けてくれた。やっぱり、気絶してて覚えてないか……。」 言っている事がめちゃくちゃだ。殺そうとした奴が、俺たちを助け、俺たちを助けた奴が俺たちを消そうとしたんだ。なんか、訳がわからん。まあ、事実なんだが……。
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